立正佼成会附属佼成病院の理念
 

病院長
林 茂一郎

当院の設立の基本理念は、昭和27年8月10日の設立以来、
     
一、佼成病院は、立正佼成会の社会事業の一環として存在する。
一、佼成病院は、地域住民の健康な生活を支える中心的な役割を果たす。
一、佼成病院は、医療の使命に情熱を燃やす職員で構成する。

です。
  私たち職員は、常にこの理念にふさわしいかどうか反省しながら病院経営をしています。皆様方が、安心して医療を受けることが出来る、安全で温かく、明るい病院を常に目指しています。
 具体的には、医療安全、感染予防対策、人権の尊重を基盤とした情報公開、時代に遅れない医療レベルの維持を重点項目として徹底をはかっています。現在、世の中の価値観は多様となり、変化の激しい時代を迎えています。多くの方々からのご意見を戴きながら、常に、社会・時代の流れにそった病院でなければならないと考えています。医療の基本はしっかり守りながら、時代、社会に柔軟に対応しつつ、立正佼成会附属佼成病院も職員も成長していかなければならないと思っています。

「真観」
 

『真観・清浄観・ 廣大智慧観・悲観及び慈観あり。常に願い常に瞻仰すべし。』
 「真観」とは、法華経の観世音菩薩普門品にある一句で、この世の人々が直面している苦について、それぞれの姿・形や有り様をつぶさに知り尽くすと同時に、苦の本質を究めて見とおすこと(菩薩の智慧)と言えます。
 人間の苦は、肉体的におこる苦痛や病苦にしても、精神的に生ずる心配や不安、悲しみ、苦しみ、悩みにしても、表面に見える個々のあらわれ方は多種多様ですが、苦の起こる大本の“原因”は一つだという見方(観)を仏教では説いています。
 観世音菩薩の願いは、「抜苦与楽」と言いまして、人の苦しみを我が苦しみと感じ、 その苦しみから逃れさせてやらねば、いてもたってもいられない気持ちを抜苦、ひとを見れば何とか幸せにしてあげたいという気持ちが自然に湧いてくる気持ちを与楽と説かれています。そして苦を抜くには二つの方法があり、一つは苦悩の諸相を知って適切に取り除く手腕を必要とし、一つは苦悩が生じた大本の“原因”を見とおしてこれを取り除く智慧が必要とされます。

 身体の病だけを治癒する病院であってはならない、心身の病を診療し治癒せしむる病院でありたい、と私は願っております。

 眼に見える“物の表面”だけにとどまらず、その奥に潜んでいる本質をも見とおすこと、「真観」にはそのような正しい見方と正しい行為との両面が含まれているのです。

  「真観」は本院開設者の立正佼成会開祖 庭野日敬先生より本院の理念をあらわすものとして寄せられたものです。
  私たちは、医療活動の場で、個々の疾病をとおして心とからだの調和をはかる、患者さん中心の医療を行うことと受けとめています。ご来院される患者さんや地域の医師の先生方のご要望に応えるべく、開設の理念を旨とし職員一同努力してまいります。 
 患者さんを観よう、患者さんの気持ちをしっかり聴こう、そして患者さんに寄り添おう、のこころでご精進します。



患者さんの権利と責務
 

 医療は、患者さんと医療関係者との信頼関係の上に成り立つものであり、医療の中心はあくまでも患者さんであります。このため佼成病院では、次のように患者さんの意思と利益を尊重するとともに、患者さんと互いに協力し合って、よりよい医療を作り上げていきます。患者さんのご理解とご協力をお願い致します。

【個人の尊厳】
私たちは、患者さんの人格や価値観などを大切にし、患者さんの利益を尊重した医療を作り上げていくように努めます。

【良質な医療をうける権利】
私たちは、患者さんに対して常に公平であるとともに、適正かつ安全で、満足しうる医療を提供するように努めます。

【インフォームド・コンセント】
私たちは、疾病、検査、治療、方法、今後の経過などについてわかりやすく説明し、患者さんから十分に納得が得られるように努めます。

【自己決定権】
私たちは、治療方法など「患者さんが自らの意思で選択しうる自己決定権」を尊重するように努めます。

【知る権利】
私たちは、診療録の作成にあたっては適切に記載し、閲覧、説明など患者さんの求めにできるかぎり対応しうるように努めます。

【情報に関する権利】
私たちは、患者さんの個人情報の秘密の保持や私生活にかかわるプライバシーを厳正に守るように努めます。

【患者さんの健康情報提供の責務】
患者さんは、ご自身の健康に関する情報をできるだけ正確に私たちに提供する責務があることを、ご理解ください。

【患者さんの当院のルール等の遵守責務】
患者さんは、当院のルールを遵守し、私たちの診療業務の妨げにならないよう協力する責務があることを、ご理解ください。




昭和27年8月
交成病院開設、一般病床23床
昭和35年6月 「立正佼成会附属佼成病院」に名称変更
昭和35年12月 診療科に麻酔科を加える
昭和36年7月 病床数 一般323床、結核15床、計338床
昭和44年6月 腎透析センター新設
平成9年3月 健診センター発足(総合健診室と人間ドック統合)
平成14年10月 日本医療機能評価 病院機能評価(一般病院種別B)認定
平成16年4月 緩和ケア病棟・療養型病床開設
平成19年10月 日本医療機能評価 病院機能評価(一般200床以上500床未満)認定

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