耳鼻咽喉科

治療方法

耳手術

  • 鼓室形成術
    慢性中耳炎や真珠腫性中耳炎など、中耳(鼓膜の奥)の病変を除去する手術です。耳の後ろから皮膚を切開し、側頭骨を削って中耳に達し、病変を取り除きます。耳介の軟骨を採取し音を伝える機能を再建する手術も同時に行うことがあります。
  • 鼓室チュービング
    滲出性中耳炎など、鼓膜の奥に水が溜まるような疾患に対し、鼓膜を切開して水を排出し、そこにチューブを留置して換気を良くし、聴力を改善する手術です。チューブは1年程度留置することが多いです。

咽頭手術

  • 口蓋扁桃摘出術
    扁桃腺の炎症を繰り返している人や、扁桃肥大で睡眠時無呼吸を起こしている人に対して、口腔内から扁桃腺を取り出す手術です。1週間程度の入院が必要になります。
  • アデノイド切除術
    滲出性中耳炎や鼻閉の原因となっている肥大したアデノイドを口腔から切除します。滲出性中耳炎の場合、同時に鼓膜換気チューブ留置術を同時に行うことがあります。

喉頭手術

  • 顕微鏡下喉頭微細手術
    声帯ポリープなど喉の奥(喉頭)の病変を切除したり、細胞を取る際に行います。全身麻酔下に口から筒状の機械を入れて、細長い鉗子を使って治療します。

頭頸部手術(良性腫瘍)

  • 唾液腺や甲状腺を始めとした、頸部良性腫瘍の切除手術
    耳の下にある耳下腺、顎の下にある顎下腺に腫瘍ができることがあります。それらに対して外科的に切除をする手術です。